エイヤル・セーガル
GROUND LEVEL

2018 年 2 月 17 日(土) – 3 月 17 日(土)

[火 – 土] 11:00 ‒ 19:00
[日・月] 休廊

[オープニングレセプション]
2月17日(土)18:00-

[アーティストトーク]
2月17日(土)19:00 –

協力:駐日イスラエル大使館

 

第 10 回 恵比寿映像祭 「インヴィジブル」
地域連携プログラム「Displace」vol.2

 

LOKO GALLERY
Artist in Residence Program
for Israeli Artist 2018

イスラエル人アーティスト エイヤル・セーガルの日本初個展を開催します。

本展は、ギャラリーとイスラエル大使館との協業によるレジデンスプログラムの成果展であり、また、第 10 回 恵比寿映像祭「インヴィジブル」との地域連携プログラムとしてギャラリーが日本とイスラエル、2人のアーティストによる 2 つの個展を連続開催する企画「Displace」の 2つめの展覧会でもあります。

セーガルの制作におけるキーワードは “場所”。彼の作品では、特定の場所にまつわる記憶や歴史、人の営みやその痕跡が叙事詩的に描かれます。そして、独立した複数の映像作品が構成、配置され、相互に影響を与え合うことにより、展示空間の “場所” そのものも作品の要素とするサイトスペシフィックなインスタレーションに昇華 されます。その空間のなかで彼の硬質な映像はまるで立体作品のように存在し、画面に登場する作家自身の肉体はブロンズ彫刻のように場を変容させます。

展覧会タイトルの「GROUND LEVEL」(=Ground State/ 基底状態 ) とは、量子力学において、原子や分子のとりうる最もエネルギーレベルが低い、つまり動きが少ない状態を指しますが、本展のために選ばれた作品群にはさまざまな動きが含まれています。それは、垂直や水平の移動、回転といった物理的な変位だけではなく、歴史の流れやイメージの循環、生と死の往来でもあります。セーガルは、LOKO GALLERY の立体的な空間に様々なベクトルのエネルギーを配置し、それらを絶妙にバランスさせることにより、「GROUND LEVEL」を作り出すことを試みます。

東京でのレジデンス期間中に完成される、展示パズルの最後のピースとなる作品は、生と死にまつわる、ユダヤと日本、2つの文化を象徴する2つの歴史上の物語をモチーフにしています。長い年月を経てもなお存在し続ける痕跡としての場所に焦点をあてることで、すでに失われた登場人物たち、そして歴史を超えて連なる私たち自身の姿を露わにします。

 

 

エイヤル・セーガル / Eyal Segal

ドイツとインド、2つのルーツを持つユダヤ人として 1982年イスラエル・アラドに生まれる。テルアビブの Shenkar College of Engineering and Design で学んだのち、5年間にわたり世界的ビデオアーティストであるシガリット・ランダウのスタジオディレクターをつとめた。2013 年 The Negev Museum of Art (ベエルシェバ , イスラエル )での初個展以降、世界各地で作品を発表している。セーガルの作品は、具体的な “場所” を出発点とし、記憶や歴史との関わりにおいて、自己理解を試みるものである。複数の別個の映像を組み合わせマルチチャンネルで提示することで、展示空間における位置的な関係性をも織り込み、新たな解釈の可能性を生み出す。