清水玲
grassroots prophet

2018 年 1 月 16 日(火) – 2 月 15 日(木)

[火 – 土] 11:00 ‒ 19:00
[日・月・祝] 休廊

[アーティストトーク]
2月10日(土)19:00 –
ゲスト:小澤慶介

第 10 回 恵比寿映像祭 「インヴィジブル」
地域連携プログラム「Displace」vol.1

清水玲による個展「grassroots prophet」を開催いたします。

本展は第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」との地域連携プログラムとして、当ギャラリーが日本とイスラエルのアーティストによる2つの個展をキュレーションした企画「Displace」の1つめの展覧会でもあります。

清水は空間とその背景との関係性に着目し、主に文字を用いて制作を行ってきたアーティストです。2011年 以降は国内外でのフィールドワークをもとに、建築・映像・テキスト・音声などを用いたインスタレーションに取り組んでいます。

本展のタイトル「grassrootsprophet(草の根の、名もなき預言者)」は、逆因果、つまり過去が現在や未来に影響を及ぼすのではなく、未来が過去に影響しているとしたら、私たち一人ひとりの存在はどのように過去に影響しているのだろうか、ということを清水がふと思いついたことがきっかけになっています。

漢文学者・白川静は「漢字には文字が生まれる以前の悠遠なことばの時代の記憶がある」といったことを『漢字』のなかで論じています。漢字や文字はそのような呪術的要素を秘めている一方で、現代においては日常 に溶け込んだ道具、あるいは意識から遠のいた記号になっているともいえます。清水が制作の素材として文字を扱うのは、日常空間の背後に太古から潜むそうした「無意識」や「空気」を可視化できるのではないかと 考えているからです。

今回の個展では、台湾でのレジデンスをきっかけに知り合った、日本統治時代の台湾で生まれた“湾生”と呼 ばれる日本人へのインタビューを基に、「逆さ歌おばあちゃん」として知られる中田芳子さんとのセッションなども取り入れた映像作品を中心に、2層吹き抜けのギャラリー空間を利用したインスタレーションが展開されます。

 

 

清水玲 / Ryo Shimizu

1977 年香川県出身、神奈川県在住。空間とその背景との関係性に着目し、主に文字を用いた作品を制作している。2011年以降、国内外でのフィールドワークやインタビューをもとに、建築、映像、収集物、リサ ーチ資料、音声や文字を用いたインスタレーションに取り組んでいる。

http://ryoshimizu.jp/